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​片瀬教会のはじまり

教会としての出発は、明治の中頃にさかのぼります。マリア会(キリシタン禁教令の撤廃後、最初に派遣されたフランスに本部を置く男子修道会)のヘンリック神父が海水浴に片瀬海岸を訪れ、地域一帯の開発者山本庄太郎と出会います。それが縁で子息信次郎がマリア会経営の暁星学園に入学し、中学校で洗礼を受けます。信次郎は卒業後海軍軍人として働き、イタリア大使館在任を終えて帰国の際に、教皇庁と日本との外交上の問題を解決に導いた功績により、教皇庁から自宅内に聖堂を設けて聖体を安置する特別の許可を与えられました。信次郎宅の小室で始まったミサは次第にその輪を広げてゆき、その後シャルトル聖パウロ修道女会付属のチャペルへと引き継がれるまで、10年間にわたって仮聖堂としての使命を果たしました。1937年、横浜教区が新設され、湘南地区に教会が誕生することになったのです。1939年3月19日、聖ヨセフの祝日にシャンボン大司教司式の下に教会献堂式が行われました。

​以来今日迄、この建物は大切に維持されています。2010年藤沢市景観賞受賞。

そのたたずまいは地域の皆さんからも愛されています。

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