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聖堂の紹介
主の天使が夢に現れて言った。「子供とその母親を連れて,エジプトに逃げなさい。ヘロデが、この子を殺そうとしている」 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。
(マタイによる福音書2:13-15)
聖堂は静かな祈りの空間です。入口には身を浄めるための特別な水が入った聖水盤があり、聖堂に入るとき、手の先を聖水に浸して「十字架のしるし」を切る習慣があります。また聖堂内にはマリア像や絵画が置かれています。
カトリック教会では新しい聖堂を建てるときは、イエス様やマリア様その他の聖人に捧げる習慣があります。片瀬教会は聖ヨセフに捧げられた聖堂なので、片瀬教会の守護聖人は聖ヨセフになっています。
祭壇正面の床の間には 2つの掛け軸、左にエジプト避行」右に「聖家族」が、両側の壁は14枚の淡彩画「十字架の道行(キリストの受難を描いています)が飾られています。
いずれもが長谷川路可(はせがわ ろか)の作品です。
入口上方にある「聖ザビエル日本布教図」も路可によるもので、カトリック信者であった長谷川画伯は国内外に多数の宗教画を残しています。「切支丹曼荼羅」(日本画)「切支丹絵巻」(日本画)はヴァチカン美術館に所蔵されています。日本で最初のフレスコ画を世田谷のカトリック喜多見教会に描きました。またイタリア・チヴィタヴェッキアの「日本聖殉教者教会」に6年の歳月をかけて描いたフレスコ画の大作は特に有名です。
どうぞ祈りの雰囲気を味わってください。
長椅子にお座りください。目を閉じて静かなひとときを過ごしてみてください。そしてまた訪ねて来てください。
この聖堂は、1939年(昭和14年)3月に、
献堂されました。外観はまるで寺院のような、キリスト教の教会としては大変珍しい和風建築です。教会のシンボルの十字架は屋根の上ではなく軒下に作られ、漆喰の白壁には天草四郎の陣中旗の図柄を真似た天使像のレリーフが施されています。
エジプト避行
聖ザビエル日本布教図
聖家族
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